2019年にシンガポールの現地女子大生を強姦した罪等で、日本人の元美容師(38歳)の男性に対して、
2024年7月1日、20回の鞭打ち刑と懲役17年が言い渡されました。
在シンガポールの日本大使館によれば、日本人がむち打ち刑を言い渡されるのは初めてのこと。
日本では馴染みのない刑罰ということもあり、話題となっています。
どんな犯罪を犯したのか
むち打ち刑とはどんなものなのか
日本人の恥だと指摘されている元美容師は何者なのか
詳しく調べてみました。
元美容師が犯した4つの犯罪
シンガポールで報道された事件の内容を時系列と共に記します。
2019年12月29日、大学1年生の被害者女性は、友人と2人でクラブに行く前に飲んでいました。
面識はないものの、日本人加害者「北一光」も近くで友人と2人飲んでいて、酔って被害者女性にハグするなど絡んでいたそう。
被害女性が酔って倒れ、北一光が介抱するかたちで2人はタクシーに。
午前3時過ぎに被害者女性のアパートに到着。
アパートのエレベーター内で性的暴行を始め、被害者女性宅に上がりこみ寝室でも暴行。
そしてその様子を携帯電話で録画していました。
被害者は意識を取り戻し、止めるよう懇願し、助けを呼ぶも、北一光はその後約30分に渡り複数回暴行し続けたそうです。
北一光は暴行後タクシーで逃走し、撮影した映像を友人に送信しました。
被害者が警察に被害届を出したのはその日の夜でした。
北一光は警察の報告書が提出されたその日のうちに逮捕され、拘束されました。
押収された携帯電話から2つの証拠となる映像が確認できたそうです。
被害者女性は事件後、何年にもわたってPTSD(心的外傷後のストレス症)に悩まされ続けています。
以上が事件の概要になります。
大変残忍で身勝手な犯行ですね。
概要から分かる通り北一光氏は4つの罪を犯しています。
- 性的暴行(レイプ)
- 家屋侵入
- 動画の撮影
- 映像の拡散行為
むち打ち刑とは?
日本では馴染みのない刑罰ですが、シンガポールでは性犯罪や麻薬の罪に対する刑罰としてメジャーなようです。
しかし、この「むち打ち」は、50歳以下の男性にのみ、24回を限度として執行される刑罰なんだとか。
叩くのはお尻の部位です。
回数が多い場合でも、基本的に1日で終わります。
鞭打ちの執行は事前に知らされません。
その日が来るまで、不安な日々を過ごします。
事前に医師が健康状態を確認してから執行されます。
全裸状態で拘束され、1回でも失神するレベルの痛みで、肉がえぐれるほど強く叩かれるとのこと。
24回が限度の中で20回のむち打ちは、相当重い方。
それに加えて17年の禁固刑でほぼ求刑通りということですから、罪の重さは相当なものです。
顔画像:北一光 は大宮の美容室で働いていた元美容師
こちらが北一光 氏(38歳)の画像です。
埼玉県春日部市出身で大宮の美容室で美容師をしていました。
犯行当時の2019年頃はシンガポールに在住していて、現地でヘアスタイリストをしていたようです。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今回は「日本の恥」として話題になっているシンガポール大学生を性的暴行した日本人加害者と、
その刑罰であるむち打ち刑について調べました。
個人的にむち打ちは軽いものかと思い込んでおりましたが、かなりの痛みや後遺症も残る大変重い刑罰でしたね。
これが抑止力となり、性犯罪が少しでも減ることを祈るばかりです。
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