NYで開催中の全米オープンに出場している西岡良仁選手(28)が試合中に全身痙攣を起こし、
途中棄権となってしまったことで西岡選手に何があったのかと話題となっています。
心配の声が広がっていますが現在は回復しているとSNSに報告がありました。
試合中に何があったのか、
全身痙攣の原因は熱中症とも言われていますが何なのか調査しました。
【動画】西岡良仁が試合中に全身痙攣で途中棄権
日本時間2024年8月27日に行われたテニス4大大会のうちの1つ、
全米オープン男子シングル1回戦に出場した西岡良仁選手(28)。
セルビアのキツマノビッチ選手と対戦しました。
セットカウント2-1で西岡選手が優勢でしたが、
第4セットから調子を崩し、セットカウント2-2と接戦になりフルセットまでもつれ込みました。
途中左足太もも裏を伸ばす仕草など足を気にしている様子でしたが、
ファイナルセットの第2ゲーム途中でコート脇に倒れ、全身痙攣と呼吸困難を起こしていました。
医療チームが駆け寄り、試合続行不可能と判断され、途中棄権となりました。
対戦相手のキツマノビッチ選手も心配そうに西岡選手のそばに駆けつけました。
全身痙攣は1時間ほど続いたそうですが、現在は回復したとのことで一安心です。
西岡選手はダブルスにも出場予定でしたが、まだ身体に痛みがあるとのことでこちらも棄権されるそうです。
西岡良仁の全身痙攣の原因は脱水と熱中症!?
この日の試合時間は3時間30分とかなりタフな試合でした。
更にこの時期のNYは高温多湿でかなり過酷な環境のようです。
全米オープンに過去に出場されたプロの藤原里華さんも以下の様に解説しています。
全米のハードコートはヤスリのように目が粗く、高く跳ねるボールをフルスイングしながら走り続けるテニスは3時間続く格闘技だと感じます。
私も全ての対策を講じても全米では肺近くまで来る全身痙攣の恐怖を味わったので、悔しさが理解できます。
高温多湿な環境下での長時間プレーによって、脱水と熱中症による筋肉の痙攣を起こしたのでは?
と推察されています。
大量の汗をかくと、体内から水分だけでなく塩分(ナトリウムや塩素)も失われます。
水分だけを補給すると、血液中の塩分濃度が下がり、手足の筋肉の収縮が起こり、けいれんが生じます。
また、熱中症によって体温調節が行えなくなり、
深部体温が40度を超えると筋肉の壊死・変性が起き、で四肢の脱力やしびれ、筋肉の痛み、硬直が発生するようです。
NYの高温多湿な環境と長時間の試合、西岡選手の症状から推察すると脱水と熱中症を起こしていた可能性は高そうです。
医療チームの迅速な応急処置でその日のうちにひとまずは回復したとのことでなによりでした。
まとめ
今回は全米オープン男子はシングルス1回戦で全身けいれんを起こし棄権となってしまった
西岡選手について調査しました。
地球温暖化が叫ばれている昨今、日中の長時間の試合は危険と言える日も多くなってきました。
スポーツ選手として、体調管理や体力作りが必要なのはもっともですが、
もう少し選手の負担を減らすことはできないのかと感じました。
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