アメリカのDJであり、ラッパーであるファットマン・スクープ(Fatman Scoop)さんがライブ中にステージで倒れ死亡しました。
ファットマン・スクープさんは年齢53歳とまだ若く、驚きと悲しみが広がりました。
ファットマン・スクープさんの当時のライブ映像を確認すると、急性心不全の可能性が高いと思われます。
以下動画と共に理由(死因)を紐解いていきたいと思います。
ファットマン・スクープ死亡の報道内容
8月30日、アメリカのコネチカット州ハムデンタウン、センターパークでのライブ中にファットマン・スクープさん(53歳)は倒れて亡くなりました。
DJブースの裏ですぐさま仲間が彼の胸を押て心臓マッサージを施し、
救急隊が駆けつけ病院に運ばれましたが、間もなく死亡が確認されたそうです。
倒れる直前まで声を張り上げ、体調に問題はなかったように見えるだけに、突然の彼の死に全米が衝撃を受けました。
【動画】ファットマン・スクープが死亡したライブ映像
こちらがファットマン・スクープさんが亡くなった時のライブ映像です。
ステージから観客を煽るように、
パーティーに来たなら騒げ！
と叫び終わると同時に、意識を失ったように倒れてしまいました。
頭や身体の一部に強烈な痛みが走った様には見えず、
文字通り意識が遠のいて倒れているように見えます。
ファットマン・スクープの死因は急性心不全の可能性大
ファットマン・スクープさんの死因は現在のところ公表されていません。
ファットマン・スクープさんのように突然意識が遠のいて死亡する病気はいくつかありますので考察していきたいと思います。
その1：脳卒中（くも膜下出血）
突然意識が遠のいて死亡する病気の1つに脳卒中（くも膜下出血）があります。
くも膜下出血とは、脳を覆膜の隙間である“くも膜下腔”に出血が起こった状態です。
くも膜下出血最も多い原因は、動脈のこぶ（動脈瘤）の破裂によるものです。
動脈が破裂すると突然の激しい頭痛が起こりその後に意識を失ってしまいます。
くも膜下出血の生存率は50％と言われており、
発症の男女比は2：1で女性に多いと言われています。
ファットマン・スクープさんは男性で、
動画を見る限り激しい頭痛を発症しているようには見えませんのでくも膜下出血の可能性は低いでしょう。
その2：大動脈解離
大動脈とは心臓から全身へと血液を送る太い血管のことで、
大動脈の内膜が縦方向に剥がれるように裂けてしまうことで起こる病気です。
発症すると強烈で「胸や背中に熱した鉄のくいをぐいぐいと差し込んだような痛み」があります。
大動脈解離の主な原因は高血圧と言われています。
そのほか生まれつきの病気や、事故などで胸を強く打ち付けることによっても発症することがあるようです。
突然死として有名な病気の1つではありますが、すぐに治療した場合の生存率は70％と比較的生存確率が高い病気です。
男女比では男性の方が4〜５倍発症率が高く、特に60歳以降の男性に多いと言われています。
ファットマン・スクープさんは男性ですがまだ53歳ですし、倒れた時痛みを抱えているようには見えませんでした。
また倒れた直後に治療を開始していますのでこちらも可能性は低いと思われます。
その3：急性心不全（心筋梗塞）
心筋梗塞は、心臓が酸素不足になり壊死する病気です。
原因は、心臓への血流が突然遮断されることで起こります。
心臓を取り巻いている動脈は心臓に血液と酸素を送っていますが、これが動脈硬化で硬くなりコレステロールなどが沈着すると血液の通り道が塞がれ、心臓に血液を送ることができなくなります。
そのため心臓が酸素不足になり、心筋細胞が壊死を起こしてし、心臓が正常に機能しなくなり、意識喪失や突然死を引き起こします。
死亡率は30％
心筋梗塞は女性に比べて男性の方が３〜５倍発症率が高く、男性の平均発症年齢は55〜65歳と言われています。
高血圧、肥満、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、ストレス、喫煙に当てはまる人が発症しやすいとされています。
ファットマンスクープさんは53歳で肥満体型の男性ですから心不全（心筋梗塞）を発症した可能性が高いと考えられます。
ファットマン・スクープのWikiプロフィール
ファットマン・スクープさんのプロフィールは以下の通りです。
ファットマン・スクープ（Fatman Scoop）
本名：アイザック・フリーマン III（Isaac Freeman III）
生年月日：1971年11月28日
享年：53歳
出身：アメリカ合衆国、ニューヨーク州ニューヨーク市
職業: ヒップホップアーティスト、ラジオパーソナリティ、DJ
妻：シャキーラ・フリーマン（作家）
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回はアメリカで人気のラッパー、DJのファットマンスクープさん(53歳)の死因について調査しました。
ファットマンスクープさんのライブ映像や、彼の年齢、体系から考察すると
死因は急性心不全（心筋梗塞）の可能性が高いと思われます。
突然の訃報は大変残念でなりませんが、ファットマン・スクープさんの御冥福を心からお祈りいたします。
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